-

Layer-Cube
2025年 漆、銀板 各5×5×5cm
浅野絵莉は1986年東京都出身の漆芸家。東京藝術大学で漆芸を学んだ後、香川県漆芸研究所で研鑽を積み、香川漆芸の彫漆・堆漆を基盤に制作する。色漆を幾層にも塗り重ね、その層を削り出して文様と艶を浮かび上がらせる技法を、現代的な造形へと展開している。関美怜は1984年千葉県生まれ、神奈川県在住。浅野と同大学漆芸専攻。修了制作の身に着ける漆芸作品が買い上げ賞を受賞し、以来今日まで一貫して蒔絵・螺鈿・髹漆の技法を用いて身体と装飾品の関係を問うコンテンポラリージュエリーを制作し続けている。本展出品の《Layer – Cube》は関美怜との共作シリーズで、5センチ角の立方体に漆の積層そのものを可視化した。コンセプト、配色、造形を二人で練り、造形デザインや金具を関が、漆の塗り重ねを浅野が担当している。二人の共作はドイツの国際公募展Schmuckなどに入選し、ノルウェーの美術館に収蔵されている。